こんにちは、Canaです。
五感が敏感すぎて繊細なHSP。
ワタクシも日常生活で精神的に辛くなることもあり、生きづらさを感じている人間の1人です。
過去にガチで生きる気力を失いかけたことがあり、たまたま心療内科の情報を聞いたので、思い切って行くことに。
巷では、ネガティブな人の空気が蔓延してヤバいとか、心療内科に依存してしまうとか、あまり良くないイメージを持つ人もいます。
当時はそんな噂を気にしている場合ではない状況だったので、特に抵抗もありませんでした。
今回はHSPのワタクシが実際に心療内科に行った結果をお話していきます。
心療内科に行こうと思ったタイミング
まず、ワタクシは心療内科に対して抵抗があった側の人間です。
なぜなら、精神的に病んでいる人たちが行く場所というのは分かっていても、薬に依存したりするんじゃないのか?とか結構ネガティブなイメージでした。
友達に相談した時も、「やめときなよ」と止められたりしましたが、そういわれると気になってしまうタイプなので一度は行った方が良いのかなと思いました。
しかし、ある時に仕事で大失敗してしまい、100人以上いるワンフロアに関わらず、上司からは延々と罵られ…
人生で一番最悪な状況。そして周りからの視線。
(あまりにも最悪な状況だったので、記憶がフラッシュバックして泣きながら書いています(´;ω;`))
終わった…、もうダメだ…、こんな出来損ない人間でごめんなさい…
全てが終わったような感覚に陥ってしまい、自分を責め始めたのでしばらく頭が真っ白に。
「どうしよう…このまま抜け出してバックレるか?」と何回も考えましたが、ここは誠意を持って。
まず、メールを開いて派遣元に退職することを伝えました。
この時点で理由も言えれば良かったものの、きっと理解してくれないと判断したので適当にしました。
その日の夜に友達に相談してからは心療内科を勧められたので、ようやく行くことに。
地元に連れ戻されるのが嫌だったので現在でも親にはまだ言っていません(笑)
ほとんどの心療内科は予約が1~2か月くらい先まで予約が取れない状況でしたが、家の近くのクリニックがたまたま空いていたので即予約。
この時に初めて、病んでいる人は自分だけじゃなく、こんなにもいたのかと知りました。
ちょっと安心したような感じです。
パートナーと付き合う前にサイゼリヤでランチした時に目の前で泣いた記憶があります…(笑)
心療内科へ行った結果…

おそるおそる心療内科に電話すると、「HSPの診断書は出せませんがそれでもいいですか?」と聞かれたので、「全然問題ないです!」と返事。
とにかく、退職する時に引き留められた時用に何かしら証拠が欲しかったので、ぶっちゃけ何でも大丈夫でした。
それから人生で初めて心療内科へ。
クリニックの中に入ると、土曜日だったので多くの患者さんで席が埋まっていました。
心療内科は診断書の発行以外は、保険が適用されるので、保険証を受付へ。
それから、順番が来るまで待っていると、どこかで見たことがある人が…
私服だったので気づきませんでしたが、その人も鬱で休職していた人でした。
あまり深追いは良くないと思ったのでスルー。
30分くらい待った後にようやく呼び出されて、診察室に入りました。
中はシンプルな作り。
1つ不思議だったのが、なぜか精神科医の座るイスと、患者が座るイスの距離が広く空いていて、珍しい診察の仕方だった印象があります。
先生に促され、イスに座ると、「今日はどうしましたか?」と聞かれたので、ワタクシは今の自分の気持ちや辛いと思う状況について話しました。
先生が優しい天使に見えて、職場に相談できる人がいなかったので心が救われたような気持ちでした。
診察は対話形式です。
「夜は眠れていますか?」と聞かれると、「短時間しか眠れなくて夜中によく目が覚めるし、出勤の時間が来るのが怖くて仕方がないので眠れていない」と答えました。
そして何個か質問されたあと、診察が終わり、診断書には「躁鬱と睡眠障害」と記載されていました。
ちなみに診断書の発行手数料が3,000円くらいでした。
とりあえず、これでいいかと思い、クリニックを後にしました。
行った感想としては、あまりにも長く辛い状況が続くなら通ってもいいと思いました。
イメージとは違って、薬も処方されずに済んだのと、先生と話していた時に無意識に泣いてしまったのですが、「泣かない方が一番まずい」と教えてもらったので、行って良かったです。
心療内科ではHSPの診断書が発行されない?

残念ながら、心療内科ではHSPの診断書が出せません。
なぜなら、医療的に定義されていない項目になるので、似たような症状として「不安障害」もしくは「適応障害」で診断されます。
じゃあ、HSPを証明できる物があるのか?
ありません。
HSPは心理学者が定義した言葉なので、HSPの特徴に当てはまった人が自称HSPと言っているにすぎません。
なので、ワタクシも”「自称HSP」となりますが、これでいいと思っています。
なぜって、今まで自分が何なのか分からずにいたので、このワードが出てきてから救われたから。
世間から何を言われても名乗り続けます。
周りの反応の相手をしている時間があれば、もっとHSPについて広めたいと思っています。
そして、5人に1人もいる現実で、名乗る人がいても不思議ではないでしょう。
言わないだけで、実はあなたの身近に「隠れHSP」の人が居るかもしれませんよ。
多くの人は自分の秘めた思いを言いたくないでしょう。
さいごに
今回は実際にHSPのワタクシが心療内科に行ってみた結果をお話しました!
ワタクシの場合は、退職する「手段」の1つとしてクリニックに行ったので、無理に行きましょうとは言いません。
実際に心療内科に行ってみたら、こんな感じだったよということを伝えたかったので、悪いイメージを持たなくても大丈夫です。
でも、本当に辛かったら周りにSOSサインを出すのがおすすめです。
SNSでも良いし、友達に言ってみると状況が好転するかも知れませんね。
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